東京女子医大の労働組合はストライキすべきだ
東京女子医大は医療従事者への夏季ボーナスを0にすると発表したようだ。
この時期なので仕方ないという報道もありますが、経営自体に問題があると思います。
東京女子医大の決算書を見ると人件費が383億円。その他の支出が911億円。
仮に看護師2000人に50万円のボーナスを支給したとしても、わずかに10億円。
911億円のうち10億円を節約して、人件費に回せないようなら、経営者失格です。
しかも報道によると、理事長室に6億円の出費をしているという。
理事長室を来年に回せばよいではないか。
それだけで30万円のボーナスを支給できる。
理事長室がないと患者を診察できないのか?
理事長室がないと病院が立ちいかないのか?
理事長室がないと病院経営ができないのか?
全く必要ない。
東京女子医大の創立者の思いがHPに載っています。一部を抜粋すると以下の通り。
「婦人の地位を向上せしめるには、まず婦人に経済的能力をあたえなければならず、それには自分が医師でもあるし、また、医学医術は婦人に適している立派な職業でもありますから、これを専門に教育する機関を創立することを考えたわけであります。」
あえてもう一度書きます。
【婦人の地位を向上せしめるには、まず婦人に経済的能力をあたえなければならず】
です。
今東京女子医大が行っていることは、全くこれに反しています。
1294億円の収入がある大学が高々10億円の支出が工面できないのはおかしい。
マスコミもマスコミだ、決算書を見ればおかしいことは 火を見るよりも明らかなのに、経営危機に同情するような報道すらある。何に忖度しているのか?
最近のマスコミには本当にがっかりする。
個人的には2000人全員がストライキをしてほしい。
予告ストライキとすれば病院は患者を他病院に移送せざるを得ない。
しなければ病院の責任が問われる。(医療従事者個人個人が責任を感じる必要はない)
病院は患者を他病院に全員移送するか、ストライキの要求を呑むか2つに一つだ。
幸いにもこの病院には労働組合がある。
団体交渉権も団結権も保証されているし行使できる。
なぜ2000人の労働組合が黙っているのか。
ぜひとも医療従事者の権利を守ってもらいたい。